リクルートスーツは制服?
2019年04月13日
新年度がスタートして2週間が経ちました。
新人研修が終わったのか、昨日の週末はあちらこちらでリクルートスーツを着てキャリーケースを持った新入社員らしき人たちを大勢見かけました。新入社員の皆さんの表情は一様に研修が終わったのか、ホッとした笑顔にあふれていました。同期の仲間との未来への期待にあふれる笑顔に、自分の新入社員時代を思い出しました。
一方で、リクルートスーツ姿に包まれた彼ら彼女らを観て、どことなく疑問というか、今まで感じなかった違和感がありました。
男性も女性も黒のスーツに白のワイシャツ&ブラウスという姿にです。

*~*~*~*~*~*~*
私事ながら、我が家の娘も入学式でした。私は仕事のため、式に参列できませんでしたが。
学校からの送られてきた入学式の案内にも次のことが書かれてありました。「入学式後に就職セミナーがあり、リクルートスーツで参加することになるので、入学式はリクルートスーツをお勧めします」と。こんなにまでリクルートスーツはもはや「就職活動の制服」なのだと思いました。
そして、お店に行くと、リクルートスーツの定番がディスプレイされています。スーツの色は黒、ブラウスは白、バッグは色もカタチも定められています。
*~*~*~*~*~*~*
先日、ネットニュースの記事で、かつての入社式と現在の入社式の比較写真が掲載されていました。記事には、「かつての入社式の方が個性が出ていた」という文章が。現在の入社式は、女性のヘアスタイル、スーツの色、ブラウスもほぼ同じ。
思い出してみると、私が就職活動したときはここまで一律なリクルートスタイルではありませんでした。「就職活動にふさわしいスタイル」と言われて、自分で訪問するときのスーツは選んでいました。「ふさわしい」は自分で考えるという時代でした。今は、「ふさわしい」を考えることなく、決められているんだなと。
リクルートスーツ姿の新入社員を観て思った疑問は、「これでいいのか」ということです。
個性を引き出すという教育をされてきて、それをよしとされてきたのに、就職するときは個性を一切消して、リクルートスーツという就職活動の制服で自分を売り込む。

この流れに矛盾を感じているの私だけなのかな・・・と思った昨日、リクルートスーツ、何だか娘に着せるを躊躇してしまう親の一人でした。
皆さんはどのように思われますか?
検索
カレンダー
カテゴリ
最近の記事
- 宮城県社会福祉協議会にて主査研修で講義
- 佐久大学社会連携センター「認定看護管理者ファーストレベル」で講義
- 八戸市社会福祉協議会主催 全職員向けハラスメント研修で講義
- 秦野市社会福祉協議会でリーダー向け研修で講義
- 高齢者施設での“穏やかな看取り”を考えるセミナーを開催しました
- 長野県看護協会で認定管理者ファーストレベルで講義
- 埼玉県老人保健施設協会にて、一般職員向け/中堅職員向けの研修で講演
- 第75回日本病院学会 多職種セッションにて講演
- 自治体病院協議会長野県支部で講演 テーマは、「医療・介護現場での接遇マナーの基本を重要性」
- 医業経営コンサルタント協会青森県支部にて「医療機関の人事管理」をテーマに講演
