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八戸市校長協議会にて「世代間ギャップコミュニケーション」をテーマに講演

2026年05月23日

 5月21日、八戸プラザホテルにて開催された八戸市校長協議会にお招きいただき、講演をさせていただきました。
 当日は、八戸市内の公立・私立の小学校・中学校・高校の校長先生方、約90名がご参加され、非常に緊張感のある中での開催となりました。八戸の教育を支える先生方の前でお話しできたことは、私にとっても大変貴重な機会でした。

     
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 今回のテーマは、「世代間ギャップコミュニケーション~若手職員の離職防止対策~」です。
 学校現場に限らず、多くの組織で共通する課題が、「若手との関わり方が難しい」、「価値観の違いを感じる」といった“世代間ギャップ”です。
 講演では単なる「世代の違いの理解」に留まらず、
 ✅ ギャップが起きる本当の要因
 ✅ 誤解が生まれる構造
 ✅ 現場で使える具体的な伝え方
まで、実践に落とし込んでお伝えしました。

☆☆☆ 世代間ギャップの本質は「価値観」ではなく「前提の違い」☆☆☆
 印象的な事例としてお話ししたのが、「大雪の日の行動の違い」です。
 校長先生、教頭先生は、早朝から雪かきをしています。一方で、若手は、通常通り出勤し業務開始しました。
 一見「意識の差」と捉えられがちですが、実際には
   〇 上の世代:  空気を読んで動く(暗黙の理解)
   〇 若手世代:  指示や役割に基づいて動く(明確さ重視)
という、仕事に対する前提の違いが背景にあります。
 つまり、世代間ギャップとは、「やる気の違い」ではなく、“何を基準に行動するか”の違いなのです。

☆☆☆ 誤解は「ことば不足」から生まれる ☆☆☆
 現場で特によく起きるのが、「伝えたつもり」と「伝わっていない」のズレです。
 例えば、「あとで直しておいて」という指示一つでも、
   〇 上司: 今日中に終わっているイメージ
   〇 若手: 時間があるときに対応
というように、期限・優先度の認識がずれてしまいます。

 こうしたズレを防ぐために重要なのが、「前提・意図・安心」をセットで伝えることです。
   〇 前提: 背景や状況
   〇 意図: なぜそれが必要か
   〇 安心: できるかどうかの配慮
 この3つを補うことで、コミュニケーションの質は大きく変わります。

☆☆☆ 「同じ言葉でも、受け取り方が違う」という現実 ☆☆☆
 もう一つの典型的な事例として、「もう少し周りを見て動けるといいね」という言葉があります。
 上司側は「成長への期待」ですが、若手は、「自分は評価が低い」「否定された」と受け取ることがあります。ここから見えるのは、指導がそのまま伝わるとは限らないという現実です。
 だからこそ、
   〇 良い点を先に伝える
   〇 具体的な行動を示す
   〇 一緒に考える余白をつくる
といった工夫が重要になります。



☆☆☆ ハラスメントとの境界も「伝え方」が左右する☆☆☆
 講演では、ハラスメントについても触れました。「指導」と「ハラスメント」の線引きが現場の大きな課題になっています。
 ポイントはシンプルで、
   ✅ 人ではなく「事実・行動」を伝える
   ✅ 意図を説明する
   ✅ 相手の受け取り方を意識する
ということ。つまり、ここでもやはりコミュニケーションの質が鍵となります。

☆☆☆ 学校現場での活用の広がり ☆☆☆
 今回の内容は、若手教職員への対応に限らず、児童・生徒への指導、保護者との関係づくり、教職員同士のチームづくりなど、あらゆる場面で活用できる内容でした。
 実際にご参加いただいた校長先生方からは、
   〇 「とても分かりやすく、実践的だった」
   〇 「すぐに現場で使える内容」
   〇 「保護者対応にも応用できる」といったご感想をいただきました。

      
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八戸の学校教育を支える先生方の真剣なまなざしに触れ、私自身も大きな刺激をいただきました。
このような貴重な機会をいただきました八戸市校長協議会の皆さまに、心より感謝申し上げます。

blog > 2026年05月15日

4月開催|オンライン公開講座「人を軸にしたマネジメント基礎講座」を開催しました

2026年05月15日

 2026年4月、株式会社エイトドア主催のオンライン公開講座「人を軸にしたマネジメント基礎講座」を開催しました。
 今回の講座は、2日程(4月25日・30日)で実施し、看護師、セラピスト、臨床検査技師、介護福祉士、事務職など、医療・介護の現場で働く皆さま延べ30名にご参加いただきました。
 ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

      

◆「人をまとめる」ではなく、「人を理解する」マネジメントへ
 本講座では、マネジメントを「管理すること」「指示すること」だけで捉えるのではなく、
  ✅ 人をどう理解するか
  ✅ チームをどう動かすか
  ✅ リーダー自身がどんな関わり方をしているか
といった「人を軸に考えるマネジメント」をテーマに進めていきました。

         
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 講座の中では、
  ✅ リーダーの役割と求められるスキル
  ✅ マネジメントとリーダーシップの違い
  ✅ チームがうまく機能する条件
  ✅ 人を育てる・任せる・認める・叱るといった関わり方
 など、日々の現場に直結する内容を、具体例を交えながら整理してお伝えしました。

 「マネジメントとリーダーシップの違いを小学1年生に説明するとしたら?」
 「自分が受けてうれしかった関わり方は?」といった問いかけを通して、参加者ご自身がこれまでの経験を振り返りながら考えていただく時間も大切にしました。

    
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◆受講者の声から見える“現場のリアル”
 講座後のアンケートからは、現場で奮闘されているリーダー・管理職の皆さまの“今”が伝わってきました。特に多く寄せられたのは、次のような声です。

 ✅ 「リーダーとしての在り方を改めて考える時間になった」
 ✅ 「自分が“できていないこと”に気づけた」
 ✅ 「すぐに現場で試してみたい内容が多かった」
 ✅ 「任せることが、相手の成長を妨げている場合があると気づいた」

一方で、

 ✅ 「学んだことを実践できるかは、これからの課題」
 ✅ 「若いスタッフへの声かけや、動機づけに悩んでいる」
 ✅ 「チーム内の差や不満への対応に迷っている」

といった、“わかっていても難しい”現場ならではの悩みも多く挙げられていました。
 これらの声は、個人の問題ではなく、今の医療・介護現場全体が抱えている共通の課題だと感じています。

    
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◆「できるリーダー」より、「考え続けるリーダー」を増やしたい
 今回の講座を通してあらためて感じたのは、多くの方が「正解」を探しているわけではなく、

 ✅ これでいいのだろうか
 ✅ この関わり方で相手は成長するのだろうか
 ✅ チームのために、今の自分に何ができるのか

と、真剣に考え続けているということです。
 マネジメントに万能な答えはありません。
 だからこそ、

 ✅ これでよかったのかを振り返る
 ✅ やってほしいこと、自分の思いを言語化して、伝える
 ✅ 他のリーダーや上司のアドバイスなど、様々な意見を取り入れてみる

 そうした機会を持つこと自体が、リーダーとしての力になります。
 この講座が、参加された皆さまにとって「明日からの関わり方を少し変えてみよう」と思えるきっかけになっていれば幸いです。

 今後も現場の「困った」「悩ましい」に寄り添う学びの場をつくっていきたいと考えています。
 ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
 またお会いできることを楽しみにしています。

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