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「やる気」だけ求めることなのか

2019年12月05日

久しぶりのブログです。

2019年もあと1ヶ月をきりました。温暖化とかいろいろ言われている中で、今年はほとんど秋がなく、夏から冬になった印象の年。今に留まらず、地球の気候変動はこれからますます大きく動くかもしれませんね。

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ところで、前振りからは全く関係なく、最近ふと思ったことがありました。

「やる気をもって働いてもらいたい」という病院・福祉施設の経営者・管理職側の期待は、すべてのスタッフにもとめることなのか。そして、「やる気」を持った上で何をしてほしいのか。

です。

 そもそも人は毎日やる気をもって過ごしているのでしょうか。

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 もともとやる気のある「考え方」をもっている人は、自分で自分のモチベーションを管理できていると思います。自分がやる気があるときとやる気のないときの内部環境と外部環境を把握できていて、やる気がなくなったときにその対応も自分で作れる人です。

 となると、普通に仕事をしてもらっているスタッフに「やる気」を求めるというよりも、今日やってほしいことをちゃんと終わらせること、そして、明日嫌な気持ちもなく普通に出勤して仕事をしてもらうこと。まずはそこができているのかが大切なのではないかと思うのです。

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 とはいえ一方で、病院・クリニックの運営を考えると、淡々と日々の仕事を普通にこなすスタッフばかりでも困ります。やる気のあるときには積極的に意見を言ってもらったり、率先して自分から動いたり、提案したりという行動や態度もほしいものです。

 では、そのような行動や態度を引き出すためにはどうしたらよいのかです。

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 例えば、「意見や提案をほしい」というと、「そんな…私に意見を求められてもなぁ…」と思うスタッフは結構いると思います。おそらく、「やる気の強要」のように感じているのかもしれません。どちらかというと、管理職側がスタッフに求める言い方になります。

 一方、「おかしいと思うことがあったら言ってもらえますか」とか、「やりづらいことがあれば言ってもらえますか」となるとどうでしょうか。主体はスタッフとなり、求める側がスタッフになります。今をよりよく変えたい(改善提案)のであれば、こういう訊き方もありかもしれません。

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 要は「やる気があるか」ではなく、「やる気をもったときにプラスの行動や態度、考えを表してほしい」ということを求めているのだと思います。

そうなると、管理職側が声のかけ方を変えてみるとよいのではないかと思うのです。

 やる気を持ってほしい…ではなく、やる気をもってどんな行動を起こしてほしいのかまで考えることが必要なのではないでしょうか。


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