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評価段階は、何段階にする?(人事評価シリーズ11)

2018年08月30日

人事評価をするためには、評価基準の設定が必要です。

設定するステップは、次の2つについて、検討します。。

①何段階にする?

3段階、4段階、5段階など、段階の数を設定

②設定した段階の評語の表現はどうする?

ⅰ)数字(5・4・3・2・1)で表現、アルファベットで表現(S・A・B・C・D)など

ⅱ)各段階の基準(例:「5」は、「期待をはるかに上回る」など)

*~*~*~*~*~*

今回は、①の「何段階にする?」について、お伝えします。

段階数は、3段階、4段階、5段階のうち、どれかを使っている組織が多いと思います。

6段階、7段階となると、一つ一つの段階の差違が細かすぎて評価しにくくなります。

とはいえ、3~5段階でもそれぞれ、メリットとデメリットがあります。

組織内で最も合意が得られる段階、評価結果に曖昧さができるだけ残らない段階を選択しましょう。

それぞれのメリット、デメリットは次のとおりです。

【3段階】

評語の例示:

A:期待以上にできている
B:期待どおり、着眼点どおりにできている
C:期待を下回ることがある

メリット・デメリット:

○評価の幅が狭いため、簡単に評価がしやすい
○評価者と被評価者の評価段階のズレが少ない
○かなり優秀な場合、かなりの支障が出たとき等のメリハリがつけにくい
○上下の振れ幅が少ないため、中心化傾向に陥りやすい

【4段階】

評語の例示:

A:期待以上にできている
B:期待どおり、着眼点どおりにできている
C:期待を下回ることがある
D:期待をかなり下回り、支障が出ている

メリット・デメリット:

○真ん中の評価がないため、中心化傾向にならない
○できていること、できていないことが伝えやすい(メリハリがある)
○通常できている状態の評価段階がないため、標準的にできていることを示しにくい

【5段階】

評語の例示:

S:期待をはるかに上回る
A:期待以上にできている
B:期待どおり、着眼点どおりにできている
C:期待を下回ることがある
D:期待をかなり下回り、支障が出ている

メリット・デメリット:

○より高い評価段階を示すことにより、期待値を上げることができる。
○3段階評価より、達成度をより細かく伝えることができる
○上下の振れ幅が広がるため、メリハリを避ける評価者は、より中心化傾向に陥る可能性がある

*~*~*~*~*~*

段階数は、フィードバック面接の際、評価者と被評価者の評価結果の食い違いを確認し、

それを是正するために重要な要素です。

食い違いを是正するために最も使いやすいこと、お互いに曖昧さを残さないことを考慮して

選択すべきであると思います。

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