日常生活で「評価」、してますよね(人事評価シリーズ2)
2018年07月22日
嫌われがちな人事評価、シリーズ2回目(^_^;
人事評価の必要性を考えるとき、私たちの日常生活と重ね合わせて考えてほしいと思うのです。
私たちは、日常生活において、常に評価をして次のよりよい行動を選択しているんですよね。
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例えば、近所にラーメン屋さんが新規オープンしました。
「よし、食べに行ってみよう!」
食べた時点で、「美味しい」or「美味しくない」の評価をしますよね。
「美味しい」場合、「また来よう」とか「友達を連れてまた来よう」などを思うでしょう。
「美味しくない」場合、よほどのことがない限り、「もう二度と来ない」となるでしょう。
要は、美味しいか美味しくないかという「評価」をすることで、
私たちは自分にとって、よりよい次の行動選択をしているということなんです。
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人事評価に置き換えてみましょう。
自分の仕事が期待値に対して「できているか」「できていないか」の評価をし、
「できている」場合、次のステップに進もう、次の新しい仕事を覚えようなど、先に進むことができます。
先に進むということは、新しい知識・技術・技能を身につける機会を得ると言うこと(育つ)になります。
「できていない」場合、そのままにしておくと、自分にとってメリットはありません。
「できていない」を放置せず、何ができていないのかを振り返って、どうしたらできるようになるかを
考える、もう一度実践してみる機会になります。
それによって、「できている」状態に近づけることができます(育つ)。
いずれの場合も、仕事ができている状態をつくることができるのです。
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人事評価は特別な制度ではなく、私たちが仕事をする上で、
日常生活と同様に必要なことだと思いませんか?
よりよい仕事をするために(^^)/
人事評価と通信簿、どっちも「評価」なのにね・・・(人事評価シリーズ1)
2018年07月21日
人事評価を好きな人、いますか?
あまり好まれる制度ではないですよね。
そもそも「人事」ということばそのものが、だれしもナーバスになることば。
そこに「評価」ということばが後ろにつくわけですから・・・尚更です(^_^;
評価結果に納得いかないことがある訳ですから・・・
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でも、学校でもらった通信簿も「評価」なんですよね。
通信簿(評価)の結果に納得いかない!ということはあったかもしれませんが、
評価した人(先生)に対して、「この結果は納得できません!」という児童、生徒はあまりいませんね。
私も納得していました(素直?!?!笑)
人事評価の結果はどうでしょう。
評価した人(上司)に対して、納得いかない、ちょっと疑問に思ったとき、
「なぜ、この評価なのでしょうか?」と訊く人はそれなりにいると思います。
(それを訊くための評価面談がありますしね)
通信簿と人事評価、結果の納得性について、評価した人に訊く・訊かないの違いあるのは何故なんだろう・・・
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学校は、私たちが持っていない知識・技術・技能を先生が教えてくれました。
ですので、納得できない!と言えるだけの知識・技術・技能、
教えてもらった以上のことをを持っていないので、
照らし合わせることもありませんもんね。
だから、異議を唱えることはできないレベルだったんです。
しかし、人事評価はどうでしょうか。
評価表に書かれていることは、「身だしなみはきちんとしているか」とか、
「報告、連絡、相談はタイミングよくできているか」とか、
「周囲のメンバーに協力しながら仕事をしているか」とか・・・
正直なところ、社会人として「わかってるよ、そんなこと!!」という”当たり前”のことが
書かれています。
その理解度レベルは、上司と自分は全く変わりないんです。
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通信簿の違い・・・ここなんです。
通信簿は、知らないことをどれだけ習得できたのかの評価。
人事評価は、「わかってるよ!」ということを敢えて評価。
まずは、評価者も被評価者も、
「わかっているよ、こんなこと!」と思うことを
自己評価、他者評価しているということ認識して、
人事評価に向き合っていただきたいなと思います!
基本の「き」~メモが教えてくれたこと~
2018年07月13日
我が家の娘のJK(女子高生)は、卒業学年です。
本来であれば、受験勉強に熱を入れてもらわないといけない時期ですが、
すでに進路が内定しており、先日からアルバイトを始めました。
中華系?の飲食店です。(だいたいわかる(^_^;)
アルバイト初日にこんなメモを持って帰ってきていました。
見ると、あいさつの仕方や仕事をする上での
基本的なコミュニケーション(社員同士の声かけの仕方)が書かれています。
「休けい 休けいいただきます」
「うしろを通る時 うしろとおります」
(平仮名なのが残念ですが(笑)
このメモが何だか新鮮に思えました。
「いつからこういうメモを書かなくなったのかな・・・」と。
社会人経験が長くなると、こういうことは仕事をする以前のことであり、
「当たり前のこと」なので、わざわざメモすることもなくなります。
しかし、一方で「そんなことを言われなくてもわかっている」というおごりから、
つい忙しいときは、ここに書かれている配慮が周りの方々にできなくなることもあります。
これこそ「基本の”き”」。
共に仕事をするのであれば、これを大切にしなくては・・・と思う2枚のメモでした。
職業倫理、ますます問われる・・・
2018年07月09日
西日本豪雨による被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げますとともに
お亡くなりになられた方へのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
どうか早期にいつもの生活に戻れますこと、重ねてお祈り申し上げます。
(何かできることはないか・・・と模索しております・・・)
災害のニュースとともに不可解だった事件の速報が流れました。
2年前に起こった神奈川県にある旧大口病院の患者殺害事件。
患者が次々と亡くなった原因が、点滴に混入された消毒液だったという事件。
容疑者が逮捕されました。
やっぱり内部だったか…と思いつつ、
「やっぱり」と思ってしまった自分に「よくないよ、そうやって疑うのって…」と言いたくもなりました。
これから容疑者の動機の核心が明らかになるのかと思いますが、
今、報じられている動機は「急変した患者に対して、その対応が嫌だった、家族への説明が嫌だった」というもの。
療養型病院だった大口病院。
患者さんの終末期を見守ることが病院の使命でもあったはず。
それを望んで入職した容疑者のこの動機に唖然としました・・・
(きっと私だけではないはずですが)
ふと考えたのは、「職業倫理」です。
職に就くとき、どの職種にもやっていいこと、悪いことの「境界線」があります。
法的に触れることはいけない!ということです。
病院は「人の命」に関わる仕事です。
一般企業と比較すると、法的ではなく「人として」の職業倫理の色が強いため、
今回の事件の衝撃度は、業界としても計り知れないことだと思います。
自分の身体、命を預ける病院。
この事件をきっかけに、職員への職業倫理教育をどれだけしているのか、
それも一つの信頼性の高まりになるのではないかと思った事件です。
研修の効果は動機付けから~研修を「活かす」でなく「使う」
2018年07月02日
久しぶりのブログ更新です(^_^;
一般企業と比較すると、病院は研修受講の機会がとても多いですね。
知識と技術の更新が常に必要だからですね。
とはいえ、現場の管理者からきかれる”研修あるある”なことばがこれです。
「お金をかけて研修に行かせているのに、全然仕事に活かせてない」・・・
何とも悲しくなることばです・・・
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そこで、研修効果を高める方法について考えてみました。
【研修受講前】
○受講者本人への動機づけ
何を目的に受講してほしいのかを伝えましょう。
何を期待して受講させるのかを伝えましょう。
受講後、どの仕事に活かしてほしいのか伝えましょう。
○事前情報の収集
・受講内容(プログラム)でわかる範囲で調べさせておきましょう。
○名刺の用意
・受講者間の情報交換ができるよう名刺を持たせましょう。
【研修受講後】
○研修受講報告書の提出
・形式ばった内容にさせず、率直に感じたこと、学んだことを自由に記載させることも必要です。
○研修受講報告書をもとに面談
・一番学んだことな何かを訊いてみましょう。
・印象に残ったことは何かを訊いてみましょう。
・仕事で使えそうなことは何か訊いてみましょう。
【受講1~2週間後】
○研修内容を踏まえ、具体的に起こした行動の聞き取り、振り返りをさせてみましょう。
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研修内容が現場で活かせるかどうかは、管理者の動機付けも重要な要素です。
受講した本人に丸投げするのではなく、共に現場で活かせるようにサポートするのも管理者の役割かと思います。
それと、研修内容を仕事に「活かす」ということばですが、
私は「活かす」ではなく、「使う」という言い方をするようにしています。
研修内容を、「○○の業務に使う」の方が、行動レベルで使えそうではないですか?
言い方を変えるだけでも、「活かせる」かもしれませんよ♪
6/19付デーリー東北紙「私見創見」にコラム掲載
2018年06月19日
蕪島はうみねこのひなが元気!~八戸だより⑥~
2018年06月03日
初夏の陽気。
この時期になると、八戸の海岸沿いは、うみねこの鳴き声が聞かれてきます。
猫のような鳴き声「ミャーミャー」と鳴くから「海猫」。
(まんまですね(^_^;
うみねこは渡り鳥で、八戸市鮫町にある蕪島は、そのうみねこが飛来することで有名です。
ちなみに、天然記念物に指定されています。
3月ごろから飛来し、4月に産卵の時期を迎え、5月には孵化が始まります。
そして、昨日、鮫町常駐の相談役からうみねこ親子の様子が伝えられてきました。
6月中には約1万羽以上のひなが孵化すると言われています。
ひなが親鳥ほどのおおきさに成長する8月ごろから、
蕪島に飛来したうみねこたちは、こどもを連れて、暖かいところへと旅立ちます。
こちら、相談役から送られてきた親子のうみねこ、2SHOTです♪
茶色いふわっとしたひなを見られるのは今だけ。
歩く姿は、ちょこちょこしていてとてもかわいいんですよ。
ひなは親鳥ぐらいの大きさに成長してもなお、茶色い毛で覆われていますが、
8月の旅立ちの頃には、少しずつ白とグレーの羽に徐々に生え替わります。
これから8月まで、太平洋の海の青さ、空の青さに加え、
多くのうみねこが飛び交う姿は、圧巻です。見応えあり!
是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【蕪島までのアクセス】
JR八戸線鮫駅下車。鮫駅より徒歩約10~15分ぐらい
ただ、うみねこは縄張りが強い鳥と言われています。
ひなに近づくときは「攻撃」されることもありますので、ご注意を。
骨折体験記【最終回】~エレベーター、助かります~
2018年05月27日
骨折体験記最終回のテーマは、エレベーター。
松葉杖での移動ですと、階段の昇降は危険。
そこで、エレベーターやエスカレーターを使わざるを得ません。
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で、気づいたことが2つ。
まずは、電車移動時のエレベーターの設置場所、「こんなところにあったのか」の件・・・
結構、ホームのはずれにあったり、電車から降りてから、しばらくホームを歩いてやっと見つかったり(T_T)
松葉杖のない生活のときは、
エレベーターの場所など気にすることもありませんでした。
しかし、いざ、乗ろうという意思をもって乗ろうとすると、エレベーターはどこ?!?!と
探すところから始まります。
エレベーターを探し、ある場所まで移動し乗り込み、乗り継ぎの電車ホームに移動する。
通常時の時間の1.5倍はかかります。
公共場所での「エレベーターはここですよ」の表示(サイン)、
改めて実に助かります。
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もう一つは、「エレベーターを使う人の優先順位、考えようよ」の件・・・
エレベーターの扉には、プライオリティシールが貼られていますよね。
高齢者、妊婦さん、ケガをしている人、ベビーカーや車椅子。
しかし、プライオリティの高い方が優先されているかというと、
案外そうでもないことに気づきます。
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最近、キャリーバッグを持った旅行客(日本人も外国人も)が多くなりました。
優先度は、大きなキャリーバッグを引っ張っている旅行客になっているように思うのです。
結構な頻度で遭遇したのは、杖をついた高齢者が旅行客いっぱいでエレベーターに乗れない場面。
何だかな・・・と思うことしばしばでした。
使うなということではなく、互いに優先順位を考えようよと思います。
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無事に松葉杖を卒業した今、駅ホームのエレベーターは使わないことにしました。
自分が乗る分、優先して乗れる人がいるんですから(^^)
骨折体験記、これでおしまい。
何事も「当事者になって初めて知る」ですね。
当事者になったら「敢えて知る」ことも大事かもしれません。
そのときしか、知ることができないんですから(^^)
骨折体験記②~松葉杖は敏感なセンサー~
2018年05月21日
骨折体験記第2弾のテーマは、「松葉杖」
病院から渡されて、使い方も知らなかった私。
左足を骨折したってことは、左右どっちに松葉杖を使えばいいんだっけ?!?!
なレベル(^_^;
外来の看護師さんに高さ調整をしてもらい、1~2分練習。
1ヶ月もすれば、まるで自分の脚のように使いこなすこともできました✰
が・・・・
これまた、いろいろな不便さもありありなんです。
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松葉杖の先はゴム製になっています。
もちろん滑らないためです。(そりゃそうだ)
これが、結構歩くときにつまづくのです。
松葉杖を一歩前に出そうとすると、こんなことがあります。
① アスファルトの凸凹(年度末の道路つぎはぎ?!)に引っかかる
② 点字ブロックに引っかかる
③ ゴム製ですが、ぬれたタイルの上は、要注意(かなり注意)
松葉杖を引っかけて、また転倒しそうになったこともしばしば。
松葉杖の先は、とても敏感なセンサーのようでした。
ちょっとした凸凹でつまづいてしまうのです・・・
。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・
特に、点字ブロックは、視覚障がいの方には絶対必要なもの。
しかし、松葉杖だけではなく、普段から杖を使っている方々にとってみると、
歩行の妨げになることもあるのか・・・と考えさせられました。
あらゆる人たちのバリアフリー、難しいものです。
普段から支障なく生活している者(私も含め)こそ、
それぞれが抱える不便さを知るべきだと思いました。
骨折体験記①~車椅子での乗り心地~
2018年05月20日
今年2月、人生初めて骨折を経験しました。
転んで骨折。典型的な骨折原因です(>_<)
「すんごい痛い」と聞いたことはありますが、
本当に「すんごい痛い」も経験済みです(T_T)
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骨折経験から、違った視野で日常生活を体験する機会を得ました。
(ポジティブに捉えてみたところ・・・(^_^;)
2ヶ月間の骨折生活から、3つの違った視野を綴ります。
1回目は、病院受診時の「車椅子体験」です。
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「自立して歩くことができない」から仕方ないのですが・・・
①車椅子で院内を移動するのって、乗っている側からすると
乗っていない人たちの邪魔になって申し訳ない・・・。
②廊下にいる人たちをかき分けて、車椅子で進む。
よけてもらって申し訳ない・・・。
③院内各室の出入口で待っていることが、
いるだけで場所を取っているようで申し訳ない・・・。
④院内を移動するにも病院スタッフの手を借りなければ、
移動ができない・・・歩けさえすれば、自力で移動できるのに申し訳ない・・・
。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・
私が移動するだけで、多くの人たちに手間をかけてしまっている。
車椅子を使ったことがなかっただけに、
どこにも向けられない気持ちを感じました。
決して、”乗り心地”がいいものではないのです。
車椅子に乗っていない側からみた車椅子の患者さんに対して、
特別なことを感じていませんでした。
今回、乗る側を経験し思ったこと。
乗る側は、周囲に気を遣って生活しているということ。
車椅子を使っている方にこれまでと違った配慮ができそうに思います。